ロータリー摩耗試験
概要
TABER社のロータリー摩耗試験機は、TABER摩耗試験機あるいはロータリープラットフォーム試験機と呼ばれています。1930年代に発表され、摩滅のテストの為に開発されました。年単位を要していたそれまでのテストと比較して、数分で信頼性のある結果が得られることから、TABERのロータリー摩耗試験機は摩耗特性を評価する世界標準となりました。
それを発端に、テーバー摩耗試験機は品質やプロセスの管理、調査や開発、素材の評価などに使われてきました。広範囲に渡る試験に使用されることにより、プラスチックやコーティング、皮や紙、セラミックなど、多くの素材における標準や詳細についてこの試験機が参照されています。
特徴的な摩耗の動きは、標本に対し回転する2つの摩耗輪が接することによって生み出されます。ターンテーブルが回転するとともに、摩耗輪が標本に接した状態で水平軸を中心に回転することにより、標本と摩耗輪が逆方向に進みます。テスト中バキュームシステムがくずを除去している間に、片方の摩耗輪は標本を外側に向かって擦り、もう一方の摩耗輪は中心に向かって擦ります。
摩耗輪は標本の表面を完全な円を描いて動き、あらゆる角度から素材の織りや粒子と摩耗耐性との関連を明らかにしてくれます。
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